世界に繋がる村上春樹「ドライブマイカー」原作と映画―AIのテキストマイニング技術との協働を図って

doi:10.29758/TWRYJYSB.202306_(40).0007

機構典藏 > College of Foreign Languages and Literature > Graduate Institute & Department of Japanese > Journal Article > Item 987654321/124181

Please use this identifier to cite or link to this item: https://tkuir.lib.tku.edu.tw/dspace/handle/987654321/124181

Title:	世界に繋がる村上春樹「ドライブマイカー」原作と映画―AIのテキストマイニング技術との協働を図って
Other Titles:	透過與AI技術合作分析世界知名電影《在車上》與村上春樹原著
Authors:	曾秋桂
Keywords:	濱口竜介；映画『ドライブ．マイ．カー』；村上春樹；原作『女のいない男たち』； AI技術
Date:	2023-06-15
Issue Date:	2023-06-28 12:05:16 (UTC+8)
Publisher:	台灣日語教育學會
Abstract:	濱口竜介監督が、村上春樹『女のいない男たち』（2014、文藝春秋、「ドライブ．マイ．カー」を含む6篇の短編作品を収録）を原作に作った映画『ドライブ．マイ．カー』（2021、コレクターズ．エディショﾝ)は、4冠映画賞獲得の栄光を得た。一方、村上春樹の原作は刊行されて既に100万部を突破し、世界的に愛読された文学作品である。このように、世界を風靡し、世界に繋がるという点では両者が共通している。本論文では映画『ドライブ．マイ．カー』と村上春樹の原作『女のいない男たち』との間に焦点とされたことの相違を明らかにし、さらにAI時代で求めるAI技術との協働を図るため、AI技術を応用し、投影された諸短作品との関わりも明確にした。考察した結果、村上春樹が高度な文章力により原作に描いた密度の高く、読み応えのある家福、木野の物語を、濱口竜介監督が映画に人間の内心を多面的に映し出した人間模様へと凝縮したと言えよう。さらに、「ドライブ．マイ．カー」に寄せた村上春樹の愛着は、AI技術と協働し解析された、「ドライブ．マイ．カー」のより肯定的な一面を持つ結果からは立証できた。これにより、村上春樹の心情を濱口竜介監督が見抜き、寄り添ったと言ってもよい。
Relation:	台灣日語教育學報 40，頁168-187
DOI:	10.29758/TWRYJYSB.202306_(40).0007
Appears in Collections:	[Graduate Institute & Department of Japanese] Journal Article

Files in This Item:

There are no files associated with this item.

Loading...