淡江大學機構典藏:Item 987654321/122499
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    题名: 在日台湾人女性の留学・結婚・子育てのライフストーリーー日本・台湾の社会状況と当事者の主体性ー
    作者: 中村香苗
    关键词: 在日台湾人女性;ライフストーリー;留学;国際結婚;継承語教育
    日期: 2022-03-03
    上传时间: 2022-03-10 12:16:04 (UTC+8)
    摘要: 本研究では、1980年代後半に日本へ留学し、その後日本人男性と結婚、日本で子育てをした3人の台湾人女性の語りから、当時の日本と台湾の社会状況と、その中で当事者として人生選択をしてきた女性の主体性を明らかにする。
     調査対象者の子供は、高校まで日本で過ごし、調査当時台湾の大学の日本語学科に留学生として在籍していた。筆者は2019~20年に、対象者3名の子供を含む日台「ハーフ」留学生にインタビューし、全員が子供の頃台湾のルーツや日本の子供との差異をあまり感じずに成長したことを見出した。その結果をもとに、当時の日台関係の影響から、台湾人親が積極的に継承語教育を行わなかった可能性を指摘した(XX 2020)。本研究は、その真意を探究するために行った台湾人母へのインタビューである。
     インタビューは、2021年1〜4月にLINEの音声通話を使って日本語で行われた。対象者には事前に質問項目を送ったが、当日はくだけた雰囲気で、自身の留学から子供の台湾進学、紆余曲折を経て現大学在籍に至るまでを約1時間半語ってもらった。録音した会話はすべて文字化した。本研究では特に自身の留学から、結婚、子育て、子供の台湾留学を決めるまでの語りに焦点を当て、ライフストーリー分析の方法で検証した。
     対象者のA、B、Cは、いずれも1988〜89年、20代前半で来日した。東京の日本語学校で1年間勉強した後、Aは専門学校へ、Bは大学院へ、Cは大学への進学を果たした。卒業後BとCはすぐに、Aは台湾で就職した後、日本人男性と結婚し、それ以降は全員日本に定住している。
     3者のインタビューからは、類似した語りが多数見受けられた。その中で、次のような社会背景や規範、および3者の主体性が浮き彫りになった。
    1.1987年に戒厳令が解除された台湾では「留学の大衆化」、「留学ブーム」が起こった(塩入 2019)。3者もこの時期に外国への漠然とした憧れから日本留学に興味を持った。当時の親世代には「高校以降は自立しろ」、「女子に高い教育は必要ない」という考えも強かったが、3者は自分で留学を決めて親を説得し、自分で準備して東京へ来た。
    2.来日後は、「家が裕福ではない」ために3人ともアルバイトと学校に明け暮れる生活で、直接的な差別は経験しなかったが、日本人の「台湾に対する無知」や「東南アジア人に対する蔑視」なども体感した。
    3.卒業後は「台湾で専門職か、日本で一般職か」、「台湾で就職か、結婚して日本定住か」など、外国人の、特に女性が職を得難い日本社会で、3者はそれぞれの理由から日本定住の道を選んだ。
    4.子供の継承語教育や進路選択については、家族の反対や無関心もあり、三者三様の実践であったが、それぞれが自身の信念にもとづいて、失敗や葛藤を経験しながらも、その都度母親として積極的に関与してきた。特に最終的に子供が台湾の大学に留学できるよう、進路選択の際には戦略的に家族や日本の学校に働きかける行動も語られた。
     在日外国人親の継承語教育に関する研究はすでに多数行われているが、その多くの対象者が現在子育て中であるのに対し、本研究の3者の語りは子育てがひと段落したいわゆる「完結した物語」(秦他 2017)である。印象的なのは、3者ともに「苦労したから今の私がある」、今は「自信がついた」など現況を肯定的に捉えており、その理由が「自分のやってきたことを周りが認めてくれるようになった」からと同時に、「今の台湾が頑張っている姿を誇りに思う」ことにも支えられている点である。本結果は、在日外国人の自己実現や多文化共生に関して示唆に富むものである。
    显示于类别:[日本語文學系暨研究所 ] 會議論文

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